正月を控えた、歳末になれば餅搗きの"賃搗き屋"さんが車に杵や臼など必要な商売道具の一式を乗せて師走の街を忙しく廻っていた。
賃搗き屋さん、お願いします!と声がかかれば餅突きの道具一式を車から降ろし、数人で商売をはじめた。
これらが歳末の風物詩になつていた。
昭和の風景のひとつだったが、これらの風景を知っている人がめっきり減り、昭和の風景は今や消え去ってしまつた。
正月に欠かせない餅は、その後は、家庭でも作れる餅つき器なる電化製品が流行し、たいへんに普及したが、現在は、その姿を見ることはない。
このように餅つきの道具や方法においても歳月の移り変わり、時代によっては消え入る道具、そして新たに登場するツールと代替わりして、人もまた変化している。 流れる川の水のようだ。
現代はお餅を探して購入するには、まさしくパソコンを開いてネットサイトを見れば美味しいお餅、さまざまに掲載している。
丸餅がいいとか角餅がいいとか、餅の中味には、ぜひ黒豆が入っていてほしいとか人によって違うだろう。
多様なご要望に応じられるのは今やネットサイトが一番だろう。
歳末になると正月を迎える準備の一つに餅つきがある。
むかしは一軒の家で臼や杵をもち、一家をあげて餅つきをして餅づくりしていた。 あちこちの家からぺつたんぺったんと音がして活気があった。 杵をもつ者は、力がいるので男性の役割りであり、その相方は女性がして餅をこねて臼取りするが、この男女の呼吸がとても大切だ。
餅つきが終わると餅を丸めていく。 丸めるときに使う米粉がつき、手から顔が真っ白になることもあり、お互いに粉ついた顔を見合わせては、笑い転けたものだった。
餅を蒸すためにかまどに木を入れ、炎を出してせいろから上がる湯気そして、餅つきの音や男女の威勢のいい掛け声、湧きあがる笑い声などこのような風景は、見ることがめっきりと減ったように思う。
しかしながら、今でも家族でしたり隣近所が集まったり、親戚が集まって餅つき道具を持ち寄り、昔ながらの餅つきをしているところはけっこう多いようだ。
このような餅つきのやり方は決してなくならないだろうと思う。 人は従来から集まって賑やかにするのが好きなのだ。
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